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@ 右手に持っている大きなブロック。これが今から削りだす木です。
いつも固くて削りやすく上質なサクラの木を使用します。いきなり木型を削るわけにもいかないので、どんな人に履いてもらいたいのか?どんなシーンで履いてもらいたいのか?
そういうことをじっくり考え、コンセプト作りをしていきます。
いくら木型を削る事はすごいと言っても、コンセプトがしっかりと出来ていなければ良い商品作りは出来ません。 |
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A 今回はリゲッタの新作【室内履き】を考えます。
テーマは今までのスリッパにないフィット感とスリッパでは実現できない歩き心地、そしてお部屋の中でも明るく可愛いふんわりま〜るいイメージのデザインです。
さてさてイメージ通りに出来るでしょうか・・・。 |
B まずは大きなサクラの木をイメージに近づくように大きく粗断ちをします。
ここでは図面と型紙が大活躍します。
型紙にしっかり合わせて木を裁断します。
型紙も履き心地を決めるのに大事な要素です。
型紙と誤差がないか?何度も確認しながら木を削ります。 |
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C では木型を削っていきます。使うのはヤスリ、彫刻刀、グラインダー、ドリルなど。場所や用途に合わせて工具を使い分けます。
木型を削るのはただ削るだけではなく、人間の足の骨格も理解しておかないといけません。履き心地に大きな影響が出てくるからです。
長年の技術と知識が大事な木型削りです。 |
D 木型の製作途中で何度もフィッティングをチェックします。
知識だけでは補い切れない部分もあるので、やはり生身の足で測らないとトラブルの元です。
5人ほどのモニターの方に履き比べをしてもらいながら納得いくまで確認します。
このポイントは本当に慎重になります。 |
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E 盛り上がりが少ない場所には計算して、パテを盛り付けます。
乾くのに若干時間がかかりますが、その間はコンセプト通りに木型が削れているかチェックをしながら待ちます。
パテを盛るのも結構コツがいる作業です。
失敗が起きやすいのもこのパテ盛り作業です。 |
F パテ盛りと木型削りの作業を数回繰り返し、ほぼ完成の状態になりました。
最終フィッティングチェックを行い、仕上げに目の細かいペーパーヤスリでゴシゴシこすります。
完成するとため息が出るくらい、ツヤツヤのきれいな木型に変身します。
ここまでくると安心です。後は塗装をするだけです。 |
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G さあ!塗装が完成しました。マスキングテープを施したり何度も重ね塗りをしているので、本物のソールと見間違う位の仕上がりです。
最後にイメージ通りに出来ているかのチェックをします。たまに納得いかずここから修正することもありますが、今回は納得のいく仕上がりです。
削りだしから1週間。やっとここまで出来ました♪ |
ここまで出来たらやっと底屋さんの仕事です。
この木型を底屋さんに渡し、しっかり打ち合わせをし、底が出来上がるのを待ちます。
出来上がるまで1ヶ月半くらい。怖いような楽しみなような・・・。
完成するまでは出産を待つような心境です。ただ、早くこの商品をお客様の手元に届けたい!と強く思います。
他のメーカーさんはここまではしないのですが、ミニッシュにとっては木型削りは本当に大変で、本当に楽しい作業です。
だって今までになかった物をこの世に生み出す事が出来るんですから!!
くだらない事かもしれませんが、ミニッシュの商品はたくさんのこだわりが詰まっています。
少しでもいいですからお客様にこだわりが伝われば幸いです。
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